水曜日の妻たちへ~ンガタ家~
その日、
日が暮れてから民泊させてくれる家に
マコアが案内してくれた。
そこはラニ・セント・タズというエリアにあった。
とても静かな落ち着いた地域で
海に建っている大きな家だった。
それにしても…
マコアはなんでこんなに良くしてくれるのかしら
じつはスラニの影の親善大使とか?
表向きは自然環境保護員で
裏では政府公認親善大使とか?
それ裏でやる意味…笑
今度聞いてみよう
そこには3人の家族がいた。
小学生のターネくん…
え?マコアの子じゃないよね??
そのターネくんのお母さんのオリアナさん。
そしてビーチで会ったレイラさん。
「オリアナも私も仕事だったから
今帰ってきたところなの。
何も作れてなくてごめんね?」
ということでせっかくなので一緒に料理を
作ろうということになったんだけど…
あたし料理得意じゃないし困ったなと思ってたら
レイラさんもオリアナさんもあたしの上をいくくらい
料理が不得意みたいだった。
よかった!
……よかったのかな?
ご飯は屋台で買って食べたり
レンチンしたものを食べたり
レストランに行ったりしてるらしい…
なんとか(色の悪い)料理が出来上がって
みんなでイタダキマスした。
みんなでワイワイ食べるご飯なんて久しぶりだ。
不味い料理をみんなで食べたら
なんだか笑えてきた。
マコアはなぜかトイレに駆け込んだ。
(魚料理が苦手らしい)
オリアナさんは家長の貫禄。
こんなに温かく迎えてもらえるなんて…
スラニの人達はなんていい人達なんだろう
明るい南国の風土のせいか
家もとてもオープンで風通しがいい。
あたしに用意してくれた部屋は海に面していて
こんな風に普通の家に
お世話になることになるなんて…
誰かの気配を感じる温かい家…
ターネくんみたいな小学生がいて
子供の声が聞こえる家…
ダメだ
どうしても思い出してしまう…
※オリアナさん、そのまんまだと
画面からはみ出しそうなくらい大きかったので
少し小さくなってもらいました♡
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